地域肝炎対策サポーター(肝炎医療コーディネーター)がどんな活動をしているか皆さんご存知でしょうか。 B型・C型肝炎ウイルスに感染している方は、全国で合計約300~370万人と推定され、国内最大級の感染症と言われています。感染を放置すると肝硬変、肝がんといった重篤な病態に進行する危険があります。このような状況の克服に向けた対策を総合的に推進することを目的に炎対策基本法が施行されました。そして、肝疾患対策にかかわる医療従事者、職場健康管理に係る職員などを自治体では「肝炎医療コーディネーター」として養成しています。 岡山県では、市町村の保健師、医療機関の医療従事者、職域の健康管理担当者等を対象として、肝炎ウイルス検査の受検勧奨や検査の結果陽性と判明した人を肝炎専門医療機関へ受診勧奨するための知識と能力を習得した人材「地域肝炎対策サポーター」の養成に取り組んでいます。さらに岡山県では地域肝炎対策サポーターを統括する役割を担う「岡山県肝炎医療コーディネーター」を認定し、地域肝炎対策サポーター間の情報共有を図るための取組を開始されました。 一方で、地域肝炎対策サポーターがどこにいるのか、どんな活動をしているのかなどは、まだまだ一般の人には周知されておらず、地域肝炎対策サポーター同士の活動状況について知ってもらう機会、情報共有の場も構築はこれからの課題とされています。 そこで、このたび、地域肝炎対策サポーターネットを作成し、活動場所、活動内容についての情報共有を目的としたサイトを立ち上げました。 ぜひ、活動促進に役立てていただきたいと存じます。
組織紹介
とりまとめ機関/肝疾患診療連携拠点病院 岡山大学病院
活用予定施設/肝炎専門医療機関 保健所 等